ガミースマイルを特徴とする口腔内と顔の異常をもつ子どもの割合が高い。これは、上顎骨を含む鼻上顎複合体が時計方向の回転を伴って下方へ成長することによって起こると言ってよく、その結果下顎とそれに付着する舌が中咽頭(気道)を侵食することにつなががる。

下方成長優位を前方成長優位に変えながら、顔・気道(呼吸)・歯列を三位一体として治していけば、長い人生が残されている子どもたちのQOLが大きく上がるが、それを可能にするのがバイオブロック療法である。